フロアコーティングが必要な床材とはどんな床材でしょうか？床材をさまざまなダメージから守ってくれるのがフロアコーティングです。とくにフローリング系の床材におすすめです。では、どんな床材にフロアコーティングは必要なのでしょうか。今回は、フロアコーティングが必要な床材についてご紹介します。

床の材質によって劣化の進み具合が異なる？

床の材質によって劣化の進み具合が異なるといわれています。それは本当でしょうか。こちらではフローリング系の3つの材質である無垢（ムク）フローリング・複合フローリング・カラーフロアについてそれぞれご紹介します。

無垢フローリングの耐用年数は？

無垢フローリングの耐用年数は、約30年以上といわれています。無垢フローリングは、あらゆるフローリングの中で最も耐用年数が高い材質です。そのため、劣化の進み具合は比較的遅い方です。

・無垢フローリングの構造は？

無垢フローリングの構造は、もともとは自然の中にある天然木が原料です。ほぼ100％同じ材木が原料に使われています。そのため繊維が詰まっており、劣化に対して強く耐久性が高い材質です。

複合フローリングの耐用年数は？

複合フローリングの耐用年数は、約10〜15年程度といわれています。複合フローリングは、無垢フローリングに次ぐ耐用年数がある材質です。劣化の進み具合は無垢フローリングと比較すると早く劣化します。

・複合フローリングの構造は？

複合フローリングの構造は、表面材に天然木の薄い板が貼られ、基板には木材を貼り合わせて加工された合板が使用されています。

表面材を貼り付ける方法は、挽き板・突き板の2種類があります。挽き板とは、約15mmの厚さに加工した天然木を合板に貼り付ける方法です。突き板とは、薄くスライスした天然木を合板に貼り付ける方法です。

複合フローリングは、接着剤で貼り合わせています。そのため年数が経つごとに接着力が落ち、表面から段々はがれていきます。表面がはがれると、一気に劣化のスピードが早まります。

カラーフロアの耐用年数は？

カラーフロアの耐用年数は、約10〜15年程度といわれています。複合フローリングよりも劣化が早い材質です。

・カラーフロアの構造とは？

カラーフロアの構造は、表面に木目調を印刷したシートが貼られ、基材は複合フローリングと同じで合板です。表面は印刷したシートなのでキズに弱く、一度キズが付くと破れてしまいます。そのため3つのフローリングの中で、最も劣化に弱い材質です。

フロアコーティングをするべき床材とは

フロアコーティングをするべき床材とは、どんな床材でしょうか？こちらで詳しくご紹介します。

フローリングならばフロアコーティングをするべき

基本的にフローリングであれば、ほぼ全てにフロアコーティングをした方がよいでしょう。理由は、表面に塗膜ができ、約20年以上ダメージからガードしてくれるからです。結果、劣化防止してくれます。できるだけ、お手入れいらずで長く使いたいなら、フロアコーティングをするべきです。

すべてのフローリングはフロアコーティングができる

フローリングには、無垢フローリング・複合フローリング・カラーフロアの3種類があります。現在、3種類のフローリングは、すべてフロアコーティングすることができます。

フロアコーティングした方がよい順番とは？

フローリングの耐用年数はさまざまです。こちらではフロアコーティングをした方が良い順番でご紹介します。

①カラーフロア

最もフロアコーティングした方がよいのは、カラーフロアです。理由は、カラーフロアは表面に印刷したシートが貼られているだけなので、キズに弱く、キズからはがれが始まるからです。表面シートがはがれると、湿気に弱い合板が出てきます。合板が湿気を吸うと、腐食が始まり劣化がすすみます。

➁複合フローリング

カラーフロアの次にフロアコーティングした方がよいのは、複合フローリングです。複合フローリングの表面材は、天然木材が使われています。突き板の方は、薄くスライスした天然木を合板に貼り付けているだけです。そのため表面材がはがれると、湿気に弱い合板が出てきます。合板が湿気を吸うと、腐食が始まり劣化がすすみます。

➂無垢フローリング

最もフロアコーティングをしなくてもよいのが、無垢フローリングです。ただし、無垢フローリングであっても表面にはキズやへこみができます。キズやへこみ、また日焼け防止のためにフロアコーティングをした方がよいでしょう。

材質ごとに異なるフロアコーティングのベストタイミング

材質ごとに異なるフロアコーティングのベストタイミングはいつでしょうか？こちらで詳しくご紹介します。

フロアコーティングのベストタイミングとは？

結論からいうと、材質に関係なく、フロアコーティングのベストタイミングは新築時です。または、引っ越してきてすぐの時です。フローリングにフロアコーティングをするなら、できるだけ新築時の早いタイミングで施工することをおすすめします。

まとめ

今回は、フロアコーティングが必要な床材についてご紹介しました。一般的に、フローリング系の床材であればフロアコーティングの施工は可能です。フロアコーティングすることで、約20年以上ダメージからフローリングを守ってくれます。

また、みた目も綺麗な状態が長く続きます。そのため気分よく過ごすことができます。ぜひ、この機会にフロアコーティングを検討してみることをおすすめします。本記事が、フロアコーティングが必要な床材について知りたい方に届けば幸いです。

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